病院の地味なお仕事

田舎で内科医やってます。専門は消化器です。このブログは病院のいろいろな仕事にかんするフィクション小説です。登場人物は継続しますが、基本的に一話完結にしています。

自分で

ざっくりとした概要説明:ある病院を舞台とした医師やコメディカル、病院にかかわる人たちのフィクション小説です。基本、ジャンルはコメディです。下ネタありです。    主な登場人物:   内科医師 小松原優子 34歳独身 かわいいがキレやすい          内科医師 柳原洋一  35歳独身 イケメンだが変態 ドM          内科医師 内田祐樹  26歳独身 ずんぐりむっくりの後期研修医  応援クリックがとても励みになっています。良かったら読む前にクリックお願いします  ⇒にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ 

 

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できたら自分でしたい。

優子「昨日の当直で面白いことがあったんだけど」

柳原「お、自らハードルを上げたトークを開始しようとしてるな。どれ、言ってみろ」

優子「外科のダンディ先生いるじゃない。ダンデ医ってあだ名の人」

柳原「お前だけだろそう言ってんの。あの、前に奥さんと愛人が病院の門の前でケンカ

 してた人ね」

優子「昨日、夜中ケガしてきてたわよ」

柳原「どうしたんだよ」

優子「奥さんに花瓶投げられて、ケガしたらしいのよ」

柳原「それは、すでに面白いな」

優子「また、オペ室の看護師との浮気がばれちゃったみたい」

柳原「それは花瓶投げられてもしょうがないな。ていうかよく花瓶ですんだな」

優子「花瓶の他にもノートパソコンとかipadとか携帯も投げられたみたい」

柳原「そりゃ、しゃーないな、やはり、敵も通信手段の破壊を狙ってくるよな」

優子「壊れたらこまるもんは必死に受け止めたみたいなのよ」

柳原「生命線だもんな。それで優先順位の低い花瓶は集中力が途切れたんだな。」

優子「多分、パソコンとipadで両手がふさがっていたんじゃない?お高い花瓶だったか

 らおもわず頭で受け止めようとしたみたい」

柳原「ヘディングしようとしたのか…で、流血か…」

優子「で、救外に来てね、縫合するのに自分の子分呼んでた」

柳原「子分って外科の若い先生な」

優子「あの人、自分が救急外来で頭の傷縫うときは、ホチキス使って、『麻酔してもそ

 の麻酔の注射が痛いからねー、一回で終わるように麻酔なしだよー』とかやってたく

 せに自分は子分にしっかり麻酔の注射させてたよ」

柳原「そういうもんだ。俺だって、内視鏡するときは麻酔して、経鼻でやってほしい

 わ」

優子「で、子分の手がぶるぶる震えてんのが見ものだった」

柳原「そらそうだろ。上級医の頭縫うなんてな、いやだよな」

優子「『しっかり寄せろ』とか言ってた、あのダンディが手鏡もって」

柳原「やっぱりずれるとな、変なしわになっちゃったらやだしな。ダンディじゃなくな

 るよな」

優子「ちっ、って舌打ちしててね。俺が自分で縫いたいって言ってた」

柳原「じゃあ、自分でやってくれよって感じだよな。子分、かわいそうだな」

優子「で、下手糞に縫われた後、すごい怖い顔した奥さんと帰って行ったわ。」

柳原「後で会うの楽しみだな。それどうしたんですかって知らないふりして聞いてみる

 な、俺」

 

医者も救急外来にお世話になることもあるのである。

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