病院の地味なお仕事

田舎で内科医やってます。専門は消化器です。このブログは病院のいろいろな仕事にかんするフィクション小説です。登場人物は継続しますが、基本的に一話完結にしています。

正月休み最後の日

ざっくりとした概要説明:ある病院を舞台とした医師やコメディカル、病院にかかわる人たちのフィクション小説です。基本、ジャンルはコメディです。下ネタありです。    主な登場人物:   内科医師 小松原優子 34歳独身 かわいいがキレやすい          内科医師 柳原洋一  35歳独身 イケメンだが変態 ドM          内科医師 内田祐樹  26歳独身 ずんぐりむっくりの後期研修医  応援クリックがとても励みになっています。良かったら読む前にクリックお願いします  ⇒にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ 

 

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正月休みも最終日となった今日、この病院のスタッフたちはそれぞれ最後の休みを満喫

しているはずなのであった。

柳原「…」

内田「…」

柳原「怒りを通り越して…」

内田「笑えて来てくださったのなら本望です」

柳原「怒りが一週回って、今憎しみとなっている。お前、結局正月休み最後も俺を動員

 するのか、えぇっ?性懲りもなく」

内田「しょうがないじゃないですか、僕だって好きでこんなことになってないです」

柳原「日々の生活管理がなってないんだよ、正月に救急外来受診する奴は」

内田「連日関係者が受診してるじゃないですか。そして例にもれず、僕も本日心窩部痛

 から始まって、右下腹部に移動する痛みで受診いたしました」

柳原「いたしましたじゃねえよ。自分でわかるだろ、消化器内科なら。その病歴は明ら

 かにアッペだろ(急性虫垂炎)」

内田「消化器内科医が自分で自分のことをアッペかどうか判断するのって結構勇気いり

 ますよ。もし間違ってたら『ただの腹痛のくせに、アッペかもとか言って受診した

 』とか後ろ指刺されます」

柳原「刺されろよ」

内田「それだけじゃなく、僕もうすぐ外科に入院するので内科の救急オンコールを変わ

 っていただきたくて」

柳原「小松原(優子)に代わってもらえよ」

内田「もちろん電話しましたけど、『私アニサキスやったばかりだから』って」

柳原「アニサキスなんて虫体除去した瞬間に痛くなくなるだろうがあーっ。お前もそれ

 を言われて簡単に引き下がるんじゃねーよ」

内田「すぐ電話切られて、そのあと電波届かなくなりました」

柳原「くそーっ、その方法があったか。」

内田「先生がその方法に気が付かなくて助かりました」

柳原「誰も助けてねえんだよ。お前、これからオペするんなら、俺がお仕置き尿道バル

 ーン入れてやるよ」

内田「外科の石川先生が、オペはしないって言ってました。抗生剤で散らすそうで

 す。しばらく入院しますので、いろいろお願いします」

 

こうして正月中ずっと働き詰めの柳原であった。

運が悪いと正月明け疲れ切って出勤するようなことあります。わりと楽な時もあったり

するのですが、こればっかりはわからないものです。

 

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