この病院には定期的に管理職の人が集う管理職会議という集まりがあるのであった。そ
こでどうしようもなく長い報告を次々に聞かされるが、たまに意見を聞かれるので寝る
わけにはいかないのであった。
柳原「あれ、阿部先生いないか」
優子「管理職会議に行ったよ」
柳原「あー、今日月曜日だもんな。あれに出られるのは離婚を経験して忍耐強くなって
る阿部先生しかいないよな。」
優子「なんか事務の人のすごい長い報告を聞かないといけないんだってね。あと売り上
げが悪いって遠回しに言われるって」
柳原「お館様がな、私のかわいい子供たちよって、それぞれの柱に言うらしいぞ」
内田「鬼滅はまってますね。お館様って院長ですよね。院長に『私のかわいい子供た
ちよ』って言われたら、なんかカチンときませんか」
柳原「血圧柱が、お館様に結構意見言うらしいぞ」
内田「循環器をディスってますよね」
柳原「血圧柱は心カテの呼吸使うらしい。常中じゃなくていつも臨時らしい。早く全集
中を維持できるといいな」
柳原「骨柱は全然我関せずって感じらしい」
内田「整形に対する対応が雑すぎませんか」
柳原「ギネ柱は長いものに巻かれる感じらしい」
内田「この流れなら、何か名前考えてあげましょうよ」
優子「ギネの壱の型は『さあ一分で出すよ』らしいよ」
柳原「俺らは柱、お館様の元に集うあれだ」
優子「除菌隊。もう背中に『除』って書いてある術衣発注してあるよ」
柳原「仕事早いな。俺らが圧倒的にこれまでに退治してきてるのって、鬼と同じレベル
の凶悪さを持つピロリ菌だからな」
内田「鬼ほど凶悪じゃないですよ」
優子「胃酸の中で生きてられるってかなり凶悪だよ」
柳原「お前、痰痔瘻な」
内田「もう絶対主役を張れない名前ですよね。むしろ鬼の名前の方に近いですよ」
柳原「お前の妹はピロリに感染してピロリになってしまっている。内視鏡背負って強い
ピロリをどんどん倒して、俺と一緒に進め」
引き続き、鬼滅にハマる作者であった。ああ、映画行きたい。