病院の地味なお仕事

田舎で内科医やってます。専門は消化器です。このブログは病院のいろいろな仕事にかんするフィクション小説です。登場人物は継続しますが、基本的に一話完結にしています。

外来のおとも

ざっくりとした概要説明:ある病院を舞台とした医師やコメディカル、病院にかかわる人たちのフィクション小説です。基本、ジャンルはコメディです。下ネタありです。    主な登場人物:   内科医師 小松原優子 34歳独身 かわいいがキレやすい          内科医師 柳原洋一  35歳独身 イケメンだが変態 ドM          内科医師 内田祐樹  26歳独身 ずんぐりむっくりの後期研修医  応援クリックがとても励みになっています。良かったら読む前にクリックお願いします  ⇒にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ 

 

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地方の中核病院はその辺にほかに病院がないというケースが多く、外来数が結構多い。

ずっと休まずに続けるので、のども乾くし、小腹も減るのである。医者それぞれいろい

ろ外来に持ち込んでいる人も多い。今日はそれに関するお話。

柳原「はー、今日は外来多くて、のどはカラカラだし、すげえ腹減っちゃったよ」

優子「血糖値下がったらイライラしてよくないし、パフォーマンスも低下するわよ」

内田「僕は砂糖入りのコーヒーとか持っていってますけどね」

優子「私はチョコとか瞬時に血糖値が上がるものを常備している」

柳原「外来で飲み食いってなんか嫌じゃないのか。」

優子「別に、外来でもっとも重要なのは血糖値の維持。頭も使うし、ぼーっとしてきた

 ら糖分を補充。私の先輩の女医さんなんか大福とか食べてたよ」

柳原「コーヒーとか机に置いてたら、患者に『甘いものとかよくないです』とか言えな

 いじゃないか」

優子「別にいえるわよ。自分は糖尿病じゃないんだから」

柳原「コーヒーとかチョコとか脇に置いて、言いにくいとかそういう気持ちはないの

 か」

優子「ない。むしろそれを見て、さらに頑張る気持ちになってほしい」

内田「僕は一応、ちょっと陰に置くようには配慮してますよ。でも、先生、飲み物くら

 いはみんな補給してますよ。うちの病院は外来途切れないですから、空いた時間にさ

 っと戻ってお茶飲んでとかできないですから。先生もなんか飲み物くらい持った方が

 いいですよ」

柳原「そうか、俺、外来のたびにかなり脱水になってるからな」

優子「外科医みたいに尿路結石になるよ」

内田「僕は水分補給したら、今度はおしっこ我慢するので結構つらいときありますけど

 ね。カルテ山積みなのにトイレでちょっと抜けにくいですよね」

優子「私はついてる看護師にここまででトイレ休憩するから呼び込みするの一旦やめ

 てって言ってるよ。どっかでストップしないと、トイレ我慢すると尿路感染症になる

 よ。まったく病気予備軍ばっかりだわね」

内田「でもところで、外来に持ち込むものってどこまでセーフなんでしょうね。弁当と

 かはOKなんですかね」

優子「いいんじゃない」

柳原「でもカレーライスはだめだろ」

優子「それはカレー臭が残存するからだめじゃない?」

柳原「じゃあ、キムチはだめで、幕の内弁当ならいいわけだ」

内田「カップラーメンもアウトですよね」

優子「そらダメだろうね」

内田「鯖定食は?」

優子「鯖もちょっと臭いよね。ギリ、アウトじゃないか」

柳原「やっぱ、そこまで本気でお腹すいてんなら、外来さっさと終わらせてゆっくりご

 飯食べた方が俺はいいな」

優子「やっぱり外来でお腹すいてちょっと食べたいなら、サンドイッチ伯爵が片手間に

 食べるものとして発明したサンドイッチくらいがちょうどいいんじゃないか。臭いも

 ないし。あとおにぎりとかね」

 

医者が午前外来中に楽しみなのは昼ご飯である。頑張って終わらせて何食べようかなと

いつも考えているのである。だからよく思うのであるが、院内の職員食堂がおいしくな

い病院って考えものである。管理職の先生はそれを考えてほしいなと強く思う作者であ

った。

 

 

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